ねんねトレーニングを学ぶための知識は、書籍でも充分に得られます。
さまざまな子育て本の中で「赤ちゃんの眠り」に関わるオススメの書籍をご紹介します。
『安眠ガイド』
清水悦子 著
『0歳からのねんねトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』
夜泣きに悩むママの心に深く寄り添うネントレ本です。
著者自身が夜泣きに悩んだ経験から、乳幼児睡眠研究の道に進み、医学に基づいた生活リズムと睡眠習慣の変更(ねんねトレーニング)を伝えています。
寝かしつけのための3ステップ
①朝は7時までに起こそう
②お昼寝時間を調整して、日中は活動的に過ごそう
③寝る前30分のイチャイチャタイムを作ろう
この3ステップを基本に、
・環境の整え方
・月齢別の安眠スケジュール
・寝かしつけ変更の方法
・「眠り」と「おっぱい」の関係
などがわかりやすく書かれています。
ママの目線と専門家の視点
この本の特徴は「ママ目線かつ専門家視点で書かれている」ことです。
赤ちゃんと24時間一緒のママは、読書する時間も体力もわずか…ですよね。
そんな中でも「赤ちゃんの眠りを学んで解決したい!」というママに寄り添い、かつ有効な知識が豊富に詰まっているのが、この『安眠ガイド』です。
特にマンガ版の『マンガでよくわかる 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』は、たかはしみきさん(こげぱん作者)が作画を担当されていてほんわか可愛い仕上がりに♪
内容も、子育て支援センターに夜泣きに悩むママ達が集まって…という、赤ちゃんママには身近なシチュエーションなので「うんうん。そう!」と頷きながら読めちゃいます。
寝不足の頭で読書は厳しい!という方は、まずマンガ版から手に取ってみてくださいね。
『ママと赤ちゃんのぐっすり本』
愛波文 著
『ママと赤ちゃんのぐっすり本』
日本人初の国際認定資格取得の子どもの睡眠コンサルタントによるネントレ本。
”Happy Mom , Happy Family”(ママが幸せだと家族みんなが幸せ)
「睡眠の土台」と「セルフねんね」
前述の『安眠ガイド』と同じく、生活や環境から体内リズムを整えた後に、その子自身の「眠る力」を引き出していく考え方です。
ニューヨーク在住の著者が理論をベースに経験談も交えながら、日本の生活様式に対応したネントレ方法を紹介。
他のネントレ本には記載の少ない「早朝起き」や「月齢ごとの活動時間」についても書かれており、新たな視点で赤ちゃんの知識を得られます。
月齢ごとのスケジュールの章では「セルフねんねの種」として、一人で寝つけるように導くアイデアや、その時期によく見られる現象やトラブル「月齢あるある」が記載されていて、子どもと向き合うことに自信を持たせてくれます。
はじめての育児に頑張るママに最適
初めての子育ては「どうしたらいいの?」と戸惑うことがたくさんありますよね。
たとえ夜泣きに悩んでいなくても、親子の愛着形成や兄弟育児、乳幼児期の子育て全般に通じる知識も多く、「親子の幸福度」を考えるのにも役立つ1冊です。
『夜泣きが止まる本』
菊池清 著
『夜泣きが止まる本』
日本初の夜泣き外来の医師による睡眠問題の解決ガイド!
著者は「夜泣き外来」の小児専門医
2018年に日本発の「夜泣き外来」を開設した小児科専門医による本書。
睡眠が成長に及ぼす影響から、年齢ごとの睡眠の質の変化、睡眠環境の整え方、小児科医に相談する目安など、詳細で有益な情報が網羅されています。
子育ちの5原則
一人ひとり違った個性をもつ子どもに対して、親が提供できる5つのポイントです。
簡単なことのようですが、実際の子育てはつまづくことばかり。
自らの子育てを客観的な目で見て、安心したり改善してみたりすることも大切です。
また巻末資料として『乳幼児の眠りを育てる12箇条』が、生後0か月~3歳までの細かいチェックポイントとして表にまとめられているので「なにか見落としはないかな?」と確認する助けにもなってくれます。
悩めるママに救いの一冊を!
私自身も自分の子育てを振り返ってみると(現在は小学生の母親です)、
睡眠不足は本当に苦しかったし「夜泣きがなければもっと赤ちゃん期の子育てを楽しめていたのかな…。」と思います。
幸いにも『安眠ガイド』に出逢うことで夜泣きから親子で解放され、乳幼児睡眠の世界に足を踏み入れるきっかけになったのですが、あの時の私と同じく夜泣きに悩んで苦しい夜を過ごすママ達が救われるきっかけになれば…と願っています。